青梅市にはコミュニティバスが走っていません。青梅線のほか、都バス、西東京バスといった公共交通はありますが、バスはコースが少なく、減便が繰り返されています。
駅から遠い地域、山間部はもちろんですが、高齢化が進む中で病院や公共施設、買い物などどの地域でも大変になっており、「車の運転をやめたいが、やめられない」「夫婦で別々に病院に通うので、タクシー代で年金がなくなりそう」などの声がたくさん寄せられています。「子どもが市民センターで行われる企画のチラシをもらってきたけど、子どもだけで行ける距離ではない」という若いお母さんからの声もありました。
私も、数年間、妻の実家がある羽村で暮らしましたが、子どもが小さい時は荷物が多く、電車で出先から帰ってきて子どもが寝てしまったときや、雨が降った時に、駅から自宅近くまで乗れたコミュニティバス「はむらん」はとても便利でした。
多摩26市で、コミュニティバスが走っていないのは、青梅市、福生市、東久留米市の3市のみです。しかも、福生市には福祉バスがあり、東久留米市では来年3月からデマンド交通の試験的な運用が始まるとのことです。このままでは、いよいよ青梅市が残されてしまいます。
お隣りの日の出町では、コミュニティバス以外にも「外出支援バス」が町内4コースで走っており、公共施設や高齢者が利用する施設を結んでいます。車両はワゴン車なので、バスが走れない狭い道でも運行が可能です。
青梅市にもコミュニティバスを!市民の悲願ともなっているこの政策をご一緒に実現しましょう。デマンド交通などとも組み合わせて、広くて坂も多い青梅市だからこそ、公共交通を充実させましょう。