よく行くスーパーでは、いつも白菜を半分か4分の1カットで買っていますが、今や計算すると1玉は1000円以上と「高級野菜」になりました。米も手ごろだった「あきたこまち」が、以前の倍で売られています。
節約のため、品を選び、何かをあきらめる一方で、牛乳屋さんからは「牛乳が節約の対象になっている」と悲鳴があがっています。農家の方も「資材も肥料も値上がりで、利益は出ない」と聞きました。さらに、秋冬野菜の種をまく夏が酷暑のため、苗づくりができなくなっているとも。お米屋さんも、米の仕入れ価格が高騰しているうえ、注文しても「品切れ」と言われるそうです。
日本の経済政策は大企業の利益中心で、アメリカの顔色ばかりうかがっています。円安になれば大企業は潤うと言いますが、私たちには値上げの負担増ばかり。石破政権の大軍拡や企業中心政策を改め、子育て支援、医療・介護政策とともに「物価高騰対策」を進めさせましょう。税金の使い方をあらため、消費税を減税し、給料・年金を抜本的に引上げることがどうしても必要です。米の減反政策も転換が必要です。
また市政では、「物価高騰対策」として、電子決済のポイント還元が幾度となく行われてきましたが、別な方法も検討する必要があると感じています。3月の議会でこの点を質問しようと考えています。
井上たかし