政府、平和賞にコメント出さず 外務省幹部「立場違う」

政府、平和賞にコメント出さず 外務省幹部「立場違う」

10/6(金)朝日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00000111-asahi-int

はじめに。ICANのノーベル平和賞受賞おめでとうございます!

そして、日本政府は情けない…。1日も早く核兵器禁止条約に参加するべきです!

文中にありますが、日本政府が核兵器禁止条約に反対した「建前」は、「核兵器保有国が参加できない枠組みでは核兵器はなくせない」というもの。

ところが、この記事中に出てくる「外務省幹部」の話し方は「目の前に核兵器の危険=北朝鮮があるから、これに対抗する核の傘=核兵器を否定するような条約には参加できない」というように聞こえます。これが本音なのでしょう。

実際には、核の傘に入ること自体が国民を危機に陥れています。

それと、「建前」の方ですが、核保有国が参加しているNPT(核不拡散条約)の枠組みのもとでは、核兵器廃絶どころか数の削減を理由に新型核兵器が開発・製造され、むしろ永続的な核保有体制がつくられていました。

そのうえで「僕ら(現核保有国)はいい国だから核兵器を持っていても大丈夫だけど、他の国が核兵器を持つと危ないから持っちゃダメ」という通らない論理になっており、これが今の北朝鮮問題などにつながっているわけです。