衆院選の定数が削減され、区割りが変更されました。
日本共産党西多摩・青梅地区委員会が取り組む「東京25区」は、これまでの青梅市、あきる野市、福生市、羽村市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村に、あらたに昭島市が加わることになりました。
先日、ある一般紙の記者から「区割り変更にはどう対応されるのですか?」と質問があり「党内で話し合って決めますよ」と答えると「共産党さんはしっかりしているからいいですよね。自民党だったら『話し合い』なんてなかなかできないですよ」と言っていました。
また、「今回の区割りを見て『小選挙区制度は本当にダメな制度だ』と思いましたよ」とも。昭島市はまだ1自治体まるごとの変更ですが、他区では自治体がバラバラにされるようなところもあり、さらに数年後にはまた区割りの見直しになる仕組みです。
この方の新聞社は小選挙区制に反対するような新聞ではないと思いますが、かなり実感がこもっていました。
実際、「一票の格差が2倍以上では違憲」ということからの見直しであるにもかかわらず、2015年度の国政調査で今回の区割りは1.956倍、2020年には1.999倍になる見通しとのこと。
小選挙区制は民意をきちんと反映しないし、制度そのものに無理があることはますます明白です。国民の願いをきちんと政治に反映させるために、比例代表制を中心とした制度に変えること、定数の削減はしないことが必要です。