働く人のくらしを守る政治を

井上たかしです。

今朝は青梅駅前で宣伝を行いました。

青梅線は青梅が終点ではありませんが、青梅より西は電車の本数が少ないため、市内の西部にお住いの多くの方がご家族の車やバスで青梅駅に来て電車に乗って行かれます。
また、青梅一小に電車で通う小学生も通ります。

朝の宣伝では総選挙の争点など全般を訴えますが、歩く方々を見ているとどうしても「雇用問題」が多くなります。あと給付制の奨学金もですね。

私のスローガンは「若者にマトモな仕事を」です。
2012年の総選挙の際にこれを訴えた時には「マトモ」とはどういうこと?という質問をたくさんいただきました。

何がマトモなのかは、今でもみなさんとたくさん話していきたいと思っています。

電通の高橋まつりさんという女性が命を失ってしまうという悲劇があり、多くの方が「また悲劇が繰り返された」という思いではないでしょうか。

この間、日本共産党は吉良よし子さんや山添拓さんを東京から国政に送り出し、若い世代の雇用政策=「ブラックな働き方をなくす」ことを強く訴えてきました。

長時間労働の法的規制の抜本的強化→厚生労働省大臣告示が示している「月45時間」を上限にする
不安定雇用の拡大・固定化から縮小へ→派遣社員は臨時的・一時的業務に限定するように制度を戻していく
最低賃金の引き上げ→急いで全国一律1000円以上、1500円をめざす。そのためにも中小零細企業支援を強める

ぜひ、実現するために、私も力を尽くします。

「高プロ」問題こう考える

際限なく働かせ、それに見合った給料を払わない。「労働時間に見合う給料が払われないから、際限のない長時間労働が放置される」とも言えるでしょう。

高度プロフェッショナル制度=いわゆる「高プロ」は、これまでは「違法」となった働かせ方を合法にするもので、日本の劣悪な労働環境を解決するどころか、逆行するものです。許されません。

ところで。

先日、ある場所でモニター画面に映ったニュースを見て、私に話しかけてきた女性がいました。ニュースの内容は「連合が『残業代ゼロ法案=高プロ』容認」というものでした(その後、この方針は撤回)。

その女性は、どうも「残業代ゼロ法案」という言葉を見て、残業そのものがなくされると思われたようで、「ねえ、今どき若い男性が『残業なし』なんてあり得るかしら」とおっしゃったのでした。

私が「この話は、残業をしても残業代を払わなくてよいようにしようということですよ」とお話しすると、ビックリされていました。

聞けば、働き盛りの息子さんにはお子さんが二人いて、今の仕事でなんとか暮らしているけど、この先はいったいどうなるか不安だということでした。

「残業代を払わなくていいなんて、とんでもない!もっと払ってくれなくちゃ」「安倍首相は若い人の将来を考えてほしい。若い人がちゃんと働いていけるようにしなきゃ」などなど、話がはずみました。