オスプレイの配備強行は許せません!

昨日、正午前に5機のオスプレイが横田基地に飛来し、マスコミがいっせいに報道しました。
オスプレイの横田基地配備計画は、当初2017年の計画だったものが、昨年になって米政府から「最大3年延期」と一方的に延期が通告され、今度は一転、「今夏に配備」と前倒しされたものです。
本日の赤旗が報じていますが、米軍から日本政府にこの連絡があったのは3月16日。しかし、実際にオスプレイが横須賀に到着するまで、このことはふせられていました。こうしただまし討ちの卑怯なやり方は許せませんが、裏返せば、米政府も日本政府も国民の中に怒りの声があがることを、もっとも恐れているということです。本日の緊急集会を皮切りに怒りの声を急速に広げ、米軍の戦争体制に私たちのくらしを巻き込む横田基地の危険な強化をやめさせましょう。

【経過など】
沖縄・普天間基地に2012年に12機、2013年にさらに12機のオスプレイが配備されました。これは米軍のうち海兵隊の装備として導入されたものであるため、型番の頭に「M」をつけて「MV-22」と表示されます(Mはマルチミッション=多用途とのこと)。
横田基地に配備されるオスプレイは、空軍の装備として導入されるものであるため型番の頭に「C」をつけて「CV-22」と表示されます。Cは一般的に輸送機の型番ですが、オスプレイの場合は敵地深くに忍び込むような「特殊作戦」での輸送が任務と言われており、そのため危険度が高く事故率が高いと考えられています。
また、これまで横田基地に配備されてきたC130輸送機14機は昨年から今年にかけて新型に交換されており、これに加えてオスプレイが今夏に5機、その後10機にする計画です。さらに、これまでC130輸送機が輸送する兵士は沖縄や海外の部隊の兵士でしたが、オスプレイが輸送する特殊作戦部隊は横田基地に部隊を新設するとしています(450名規模)。

横田基地へのオスプレイ配備は完全な基地機能の強化であり、日米政府が一方的に強行するなど許されるものではありません!

井上たかし