党を語る…とは

これまで、自民党政治と対決する中身をもった政党といえば、日本共産党だけでした(キッパリ)。

「そりゃー言い過ぎだよ」と言う人もいるかもしれませんが、日本共産党から見ても、自民党政治と対決する中身を持った政党が複数生まれているとハッキリ言える状況になっているんだ、という観点でご了承いただきたい。

それはそれとして、そういう情勢になったうえで、その複数の政党の中でも日本共産党を大きくするためには、これまでと違うアプローチだとか、これまでよりももっとガンバルとか、そういう努力が必要になっているということを、この前の総選挙は示しています。

その中で、避けては通れないのが、「共産党」という名前、党のイメージの問題ですよね。

私たちを応援してくださる方々に「名前を変えた方がいい」と言われるときは、今共産党がめざしている社会や努力している内容を評価したうえで「私は真の姿を知っているからいいけど、世間の人は悪いイメージしか知らないから誤解されている」ということでしょう。

なぜ、こんなに共産党のイメージが悪いのでしょうか。「最後は武力で革命するんでしょ?」「共産党は何百万人も虐殺してきたんでしょ?」この間、こんなことを言われましたが、こういった話を聞けばよいイメージを持てるはずがありませんね。

こういう悪いイメージを広げている人たちもいます。そういう人たちは、もし共産党が名前を変えたら「あの党はね…今は名前を変えたけど、正体は共産党なんだよ!」と宣伝するでしょうね。その人たち(ざっくりとくくっていますが)は、意図して共産党の悪いイメージを広げているわけですから、名前を変えれば、次の手を打ってくるでしょう。これに負けないように宣伝しなければなりません。

逆に、複数の政党がいる中で、共産党が自らの魅力としてアピールすべきことは、共産党であることでしょう。

今の社会の構造を深く分析し、一見、自由で平等に見える社会が実は支配・被支配という関係をつくってしまう社会であり、民主主義の力で矛盾を取り除き、みんなが幸せに暮らせる社会を展望する科学的な見方の中で、現代社会の解決すべき問題をとらえているというところではないかと思うのです(別にこれが定式とかではありません)。

どうしても、選挙などで訴えるときには、上に書いた最後の部分の中の最大の焦点だけになってしまいます。選挙ではないときに、いかに語るか、語る力を磨くか、ですね。この間お話しするときはそのことを意識するようにしています。その内容はまだ実験レベル…いやいや、発展の初期段階ですが。