混乱の中に見えてくるもの

井上たかしです。

今日は、あきる野市の秋川駅、青梅市の河辺駅で街頭演説を行い、決意を訴えさせていただきました。

今日は9月30日、今書いておかないと、後になったら今日がどういう状況だったのかわからなくなると思いますのでメモもかねて書いておきます。

安倍首相が28日に国会の冒頭で解散、同時に小池百合子東京都知事が代表となった希望の党に民進党が「解党」し、合流することを発表。

ところが、小池知事は9条を含む憲法の改悪と戦争法の容認を希望の党への合流の条件にすることを表明。

それから2日が経過しましたが、民進党の候補者よりも希望の党の候補者が優先され(当然だが)、候補者調整が難航しており、「合流は白紙も」との報道も。

みんなをビックリさせた民進党の解党→希望の党への合流(吸収とも)。立場はいろいろ違っても、市民と野党の共闘という立場で何度も合意をし、時には一緒に選挙もたたかってきたのに、また、民進党の中でも一生懸命がんばってきた人もたくさんいるのに、こんな形で民進党がなくなるとは…

と、思ったらやっぱり白紙!となればそれはそれでまた唖然とする思いです。

私の今日の訴えの中でも、「選挙に向かって、あるいは選挙の後に、希望の党がどうなるかわかりません。改憲と戦争法容認を旗印にするなら、まっさきに自民党と公明党が合流することになるのではないでしょうか」とお話ししました。

まだまだ二転三転ありそうです(日本共産党は、野党共闘のための門戸を広く開いています)。

そして。

この混乱の状況は、安倍自公政権が平和の問題でも、くらしの問題でも完全に行き詰まる中で、これを右翼的に打開しようとしても、もうそんなやり方では突破できない事態になっているということを示しているのではないでしょうか。

目の前の選挙やさまざまな状況、紆余曲折がある中でも、大局的に見れば自民党政治の終焉が起こる情勢になっていると思います。

それでも、私たちが力をつけなければ、なかなか社会は前に進みません。この総選挙、「最大のチャンスがやってきた」という構えで全力でがんばります。